ブルーベリーやカシスが目に良いとされるのは、あの独特の深い青色のもとになっている『アントシアニン』という色素成分が含まれているからです。
アントシアニンは抗酸化力の強いポリフェノールの一種で、視神経の働きを支えるロドプシンの再合成を助けて、疲れ目や近視に効果があると言われています。
目で物を見るとき、網膜にあるロドプシンが分解されます。目を酷使すると、ロドプシンの再合成が遅くなり、目が疲れてきます。アントシアニンには、このロドプシンの再合成のスピードを早くする働きがあります。
暗闇に目が慣れる「暗順応」を高める働きや、パソコン作業などによる目の疲れを改善する働きなどをはじめとし、多くの点で目に優れた作用を示しています。
また、アントシアニンは抗酸化力が強く、活性酸素を除去する作用もあります。特にカシスポリフェノールは、4種類のアントシアニンが含まれていることと、その中で抗酸化力がもっとも強いデルフィニジン類が全体の65%をしめ、非常に優れた抗酸化作用を持っていることで知られています。 |