更新日:2015/10/06
自律神経の乱れを治し、副腎をケアして、この時季の体調を整えるマルチ
「疲れがとれない」、「ちゃんと寝ているつもりなのに、とにかく眠い」、「すぐに疲れる、ダルイ」、「食欲がでない」、「さっぱりしたもの食べたい」、「身体が冷えてつらい」‥‥‥このところこのような体の不調を訴える方が多く来られます。「夏も終わりましたので、“夏バテ”ではないと思うのですが」と自己診断してこられる方もいらっしゃいます。この時季にこのような症状を訴える方は、「秋バテ」かもしれません。あまり聞きなれない「秋バテ」ですが、実は最近「秋バテ」の人が増えているんです。
今回は、夏バテとの違いや「秋バテ」の症状や原因、そしてでは、どうすれば秋バテを早く解消できるかなどについてお話しします。
まず、夏バテと秋バテの違いから。夏の暑さで食欲を減退し、体調を崩すのが「夏バテ」。主な症状は、倦怠感、食欲不振、消化不良、下痢、頭痛などです。暑い時期に発症し、涼しくなったら解消するものです。
一方、秋になってから症状が出てくるのが「秋バテ」。自律神経のバランスの崩れが原因で、夏の間にクーラーなどで冷やしすぎたことや、涼しくなったせいでその寒暖差についていけないことから起こるといわれています。実は猛暑だった年に起こりやすいと言われ、猛暑日が長く続いた今年は要注意なのです。
秋バテ原因は、「内臓冷え」か「冷房冷え」からくる自律神経の乱れ?
秋バテを引き起こす原因には2種類と考えられています。ひとつ目の原因は、夏場の冷え。ビールやアイスなど冷たいものの摂りすぎで、胃腸などの内臓が冷えてしまっている「内臓冷え」です。内臓が冷えることで体全身も冷えてしまい、もともと夏の暑さにやられて体力や食欲が低下していた「夏バテ」状態が長期化・深刻化し、秋になっても疲れやダルさの体調不良などが続きます。
一方、ふたつ目の原因は、強い冷房で全身が冷えたり、激しい気温の変化による「自律神経の乱れ」です。
秋は昼間と朝夕の気温差が大きく、この温度差に適応できずに自律神経のバランスが乱れることが多くなります。また、夏のあいだに冷房の効いた部屋にいることが多かった人や、猛暑の中を外出した後にキンキンに冷えた室内に入るなど、温度の差が激しい状況に身を置くことが多かった人は要注意です。
自律神経を整えることが秋バテの解消に
では、秋バテの症状を軽くするためにはどうすればいいの?秋バテの主な原因は自律神経の乱れです。という事は、自律神経の乱れを解消すれば、秋バテによる体の不調を解消することができるという事になります。生活習慣の中で、「ゆっくり過ごす」、「しっかり睡眠をとる」、「軽い運動やストレッチで血行を促進する」、「38度程度のぬるま湯にゆっくりつかり体をあたためる」などして、体の冷えや自律神経の乱れを改善して、正常な体調に戻すことが大事です。
自律神経が整うことで、血行が促進され、質の良い睡眠が出来、質の良い睡眠が出来るということは、1日の疲れも翌日まで持ち越さず、免疫力も向上し、慢性的な疲労も回復し、精神的にも前向きになれるなど、沢山の利点があります。
そして、食事に関しても、栄養バランスを考えながら、自律神経を正常にする働きのある栄養素を摂る事も大切です。特にビタミンB1は神経的なビタミンと言われ、自律神経に直接作用して正常にする働きがあります。また、ビタミンCはストレスから体を守る働きがあります。ストレスは自律神経に悪影響を及ぼす代表的なものです。ですから、自律神経を正常にするためにも、ビタミンCを摂ることが大切です。
「自律神経失調症」や「副腎疲労」に効く栄養素が夏バテにも効果的
実は、症状的に言いますと夏バテは自律神経が乱れ副腎皮質ホルモンがたくさん使われている「自律神経失調症」の状態と同じなのです。
自律神経失調症は、精神的なストレスや過労が引き金となって交感神経と副交感神経のバランス、つまり自律神経のバランスが乱れ、心や体に不調があらわれた状態です。
不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルにより、吐き気をはじめ多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状があらわれます。
また、自律神経失調症と深いかかわりを持ち、副腎皮質ホルモンなど様々なホルモンを分泌し、ホルモンを通じて身体の各器官に命令を出す副腎が疲弊し機能が低下すると、このホルモン分泌に弊害が起こり、倦怠感や無気力感などの疲労症状が出ます。
副腎は、人のホメオスタシス(恒常性維持)をつかさどる大切な器官で、血圧、血糖、水分・塩分量などの体内環境を常にちょうど良い一定の状態に保つようにホルモンのバランスをコントロールしています。
副腎が疲弊し機能が低下すると疲労感、めまい、耳鳴り、難聴、力が入らない、喘息、胃潰瘍、不眠症、頭痛、動悸など自律神経失調症と同じような症状が出てきます。この症状を「副腎疲労」と言います。
自律神経失調症や副腎疲労を回復に導く栄養素はビタミンです。ビタミンB群は神経の働きを正常に保つ働きがありますが、強いストレスが続くと急激に消費されます。また、ストレスが加わると、副腎皮質ホルモンを分泌して全身の抵抗力を高めます。この合成に欠かせないのがビタミンCですから、普段からビタミンCをたっぷり摂ることが、ストレス対策になります。ビタミンAやEも、自律神経をコントロールし、症状を緩和させる効果があります。また、カルシウムはイライラを鎮め、不眠解消の効果があります。
神経の働きを正常に保つ働きがあるビタミンB群を簡単に紹介すると
【ビタミンB1】 糖質の分解促進、脳の中枢神経や手足の末梢神経を正常に保つ!
【ビタミンB2】 脂質の代謝促進、過酸化脂質を分解
【ナイアシン】 血行促進、脳神経の働きを促す
【ビタミンB6】 タンパク質と脂質の代謝に働く
【葉酸】 赤血球のヘモグロビンや細胞の合成、核酸に関わっている
【ビタミンB12】 赤血球のヘモグロビンや細胞の合成、神経細胞に関わっている
【ビオチン】 糖質、脂質、タンパク質の代謝促進
【パントテン酸】 副腎ホルモンを合成、善玉コレステロールを増やす
これら8つの栄養素を総称してビタミンB群と呼んでいますが、これらの栄養素は協力して作用しますので、まとめて摂ることがお勧めです。
私が、体調回復のために、真っ先にオススメしている栄養素です。不足してしまうと、無気力、精神的に不安定、神経過敏などの症状が出ます。特にアルコール常飲、喫煙者、薬を飲んでいる方にお勧めです。
秋バテの「特効薬」は、マルチビタミン アンド ミネラル プラス EX-S
秋バテの病状を訴える方に、私がお渡しする“お薬”は、『マルチビタミン アンド ミネラル プラスEX-S』です。
夏の暑さで欠乏してしまう、ビタミンCやビタミンB群を簡単に、しかもバランスよく摂れるからです。
『マルチビタミン』の1日の目安量(10粒)にはビタミン類で1日に必要な所要量の1~7倍の量が含まれていますし、11種類のミネラルも含まれています。
また、マルチとホメオバイタルQ-10EX-Sとの併食を強くお勧めします。
特に、ホメオに含まれる「コエンザイムQ10」と「α-リポ酸」は、ミトコンドリア内での化学反応を強力に推し進める補酵素で、強い抗酸化力を持ち、他の抗酸化物質の働きをパワーアップさせたり、1度使われた抗酸化物質を元に戻す働きがあります。両者を組み合わせると、最強のコンビです。
2つの成分を効果的に体内で働かせるためには、やはり、ビタミンB群を始めとしたビタミンやミネラルが、体の中に足りていることも不可欠です。
マルチビタミンで形成した、「しっかりした基礎体力」の上にホメオの機能性成分が加わることで、1+1が5にも10にもなります。
秋バテを解消し、冬に向けてレベルの高い健康を手にしてください。