更新日:2014/10/15
快適な腸内環境をつくり「健康」を腸から支えるビオフローラ
5月に導入したビオフローラ EX-Sの注文数が好調に伸びているとか。
「6月からは定期購入も受付け、今後ますます出荷数量が多くなりなりそうだ」とスタッフの方から聞き喜んでいます。
ウイズの「ビオフローラ EX-S」には、現在腸内環境を改善させる3つのカテゴリー、「プロバイオティクス」、「プレバイオティクス」、「バイオジェニクス」を融合させ製造した、腸内改善サプリメントとしては最高峰の製品です。今回はその3つのカテゴリーに触れながら「腸の健康」についてお話いたします。
まず、3つのカテゴリーを説明する前に、腸について、その役割やどんな働きをしているか簡単に触れておきます。
腸って「健康」に関係あるの?
腸が、「美と健康」に大切であることは何となく知っていても、それを意識して生活している人は少ないかもしれません。腸は消化器官としての役割に加えて、全身のさまざまな「健康」のカギを握っている重要な臓器です。
意外かもしれませんが、腸は、単なる消化器官ではなく“第二の脳”とも言われるほど重要な臓器で、実にさまざまな働きをしています。
人が誕生するとき、まず最初に作られるのは脳ではなく、腸であると言われています。
腸が“第二の脳”と言われる大きな理由はそこにあります。さまざまな情報を受け取る神経細胞が張り巡らされ、脳から独立して働くことができる唯一の臓器と言われています。
腸は、消化・吸収を担う小腸と、便を作る大腸から成っています。
小腸には細菌やウイルスから身体を守る免疫機能が備わっていますが、大腸は、仕組みが複雑ではないため重要視されてきませんでした。ただ、近年になり大腸の働きが健康に大きな影響を及ぼしていることがわかってきました。
女性のガンの死因の1位が大腸ガンであることも、無視できない事実です。
大腸ガンのほか、大腸ポリープ、潰瘍性(かいようせい)大腸炎、過敏性腸症候群など、大腸は、人間の身体の中でとりわけ病気が多い臓器です。
それは“腸内細菌”が大腸に影響を与えるからなんです。しかも糖尿病、乳ガンといった病気にも、大腸の腸内細菌が関係しているとも言われています。
健康の鍵は、腸内細菌のバランス
健康のカギを握っているのは、100~300種100兆個あるとも言われる腸内細菌です。
便秘で肌あれになるのは、腸内細菌の、いわゆる“悪玉菌”が増えるから。それによって発生した有害物質が肌に影響を与えているのです。また、肥満は腸内細菌の種類に要因があると言われています。
ただ、腸内細菌にも、ビフィズス菌に代表される“善玉菌”も存在し、美肌作りに欠かせない栄養素も作り出しているのです。つまり、健康で若々しく輝けるかどうかは、腸内細菌のバランス次第。上手くコントロールすることが、「美と健康」を手にする秘訣です。
腸の働きを簡単にまとめると、
(1)免疫細胞の約7割は、腸管に集中。多くの有害な細菌やウイルスを、
腸で撃退して体内に吸収させないようにしています。
(2)精神を安定させる作用があり、ハッピーホルモンと言われるセロトニン。
実は脳が作り出すセロトニンはほんのわずか。約90%は腸が作っています。
(3)腸には独自の神経細胞ネットワークがあり、消化吸収、排便などの働きは
独自の判断で行なっています。
(4)人が誕生するとき、最初に作られるのは脳ではなく、腸。それだけ重要である
ということです。
(5)健康を左右する腸内細菌がすんでいるのは、主に大腸。大腸は小腸に比べて
酸素が少ないため、細菌にとっては快適な環境なのです。腸内細菌のすみか
である大腸は病気の発生源になりやすいのです。大腸ケアが病気予防の
カギになります。
腸内細菌ってどんな菌?
この腸内細菌が、美や健康はもちろん、寿命までもコントロールしています。では、その「腸内細菌」とはどのような菌なのでしょうか、そしてどのような状態であれば「美と健康」をかなえる「腸内細菌」と言えるのでしょうか。
健康な人の腸内には100~300種を越える、総数で約100兆個もの腸内細菌が腸内フローラ(腸内菌叢)と呼ばれる場所でバランスよく住みついています。
この腸内に存在する細菌たちは、外部から病原菌などの有害な菌が簡単に体内に入らないよう守ってくれる必要不可欠の存在です。腸内細菌は、「善玉菌」、「悪玉菌」、「日和見菌」の3種類に分類することができます。
■善玉菌
善玉菌とは、人にとって良い働きをする菌のことで、
主な働きは
・糖分・食物繊維で増える
・腸内を酸性にして、悪玉菌や病原菌の活動を抑える
・免疫力を高める
・下痢や便秘を防ぐ
・ビタミンB群の合成
・発がん性物質を無害化する
■悪玉菌
悪玉菌とは、人にとって有害な働きをする菌のことで、
主な働きは
・タンパク質やアミノ酸で増える
・腸内をアルカリ性にして、腸内で腐敗を起こす
・細菌毒素や発がん性物質など有毒物質を生産
・ガスを生産
■日和見菌
数としては一番多く、普段はあまり人の健康に影響を与えません。腸内のバランスが善玉菌・悪玉菌のどちらかが優勢になると、優勢なほうに加担します。
例えば、善玉菌が優勢な場合、ビタミンを合成したり、病原菌感染を防ぐなどの働きをし、悪玉菌が優勢な場合は腸内の腐敗、発ガン性物質の生産、ガスを生産します。
一般的に、健康な人の腸内細菌は20%が善玉菌、10%が悪玉菌、70%が日和見菌とされます。なお、通常、健康な人においては、善玉菌が優勢で、悪玉菌が劣勢ですが偏った食生活(たんぱく質や脂肪が多く、食物繊維の少ない食事・暴飲暴食)やストレス(過労・睡眠不足・急激な温度や気候の変化)、病気・抗生物質の使用などによって、そのバランスが崩れると悪玉菌が優勢になり、腸内環境が悪くなります。
また、年齢を重ねると、人の身体が老化するように腸も老化し、善玉菌の数が減少するなどして、この腸内細菌のバランスが崩れやすくなります。悪玉菌が優勢になると、肌にも身体にも悪影響がでます。いつまでも健康で、肌も体型も若々しくあるためには、意識して腸を若く保つことが大事です。
腸内を善玉菌が優位な環境にするためには
さてここからが今日の本題です。腸内菌のバランスを整え、腸を若く保つためにはどのようにしたら良いのでしょうか。
「腸は食べる物で変えられる!」と言われています。大腸は健康状態を、自分でコントロールすることができる唯一の臓器で、しかも食べ物でコントロールすることができます。
食生活を改善すれば、3日から1週間ほどで、善玉菌が優勢の理想的な状態になります。
現在、腸内環境を改善させる機能性食品や菌を届ける方法(食品を指す場合もある)は、「プロバイオティクス」、「プレバイオティクス」、「バイオジェニクス」の3種類に分類されています。
プロバイオティクスは、乳酸菌の生菌や生菌製剤を摂取することで、腸内環境を改善させる考え方であり、オリゴ糖などのように腸内の善玉菌であるビフィズス菌のエサとなるような物質を摂取することで、腸内環境を改善しようというのがプレバイオティクスの考え方です。
しかし、腸内フローラの機能性は加齢とともに次第に低下してきます。つまり、善玉菌のビフィズス菌自体が減ってくるのです。従って、腸自体が老化している状態に善玉菌や善玉菌のエサとなるようなものを外からいくら摂取させたところで、その多くは通過菌として体外に排出されてしまいます。
そこで、腸自体のコンディションに関係なく、腸内環境を確実に改善させる方法として医療関係者が注目しているのがバイオジェニクスの考え方です。乳酸菌や植物などによって生成された生理活性物質を摂り入れることで、腸管免疫を活性させると同時に、腸内フローラを改善させる働きを持ちます。乳酸菌生産物質もこのカテゴリーに該当します。
多くの腸内改善製品やサプリメントがプロバイオティクスやプレバイオティクスのカテゴリーで製造されています。たまに、プロバイオティクスとプレバイオティクスとを組み合わせたカテゴリーの製品(シンバイオティクスと呼んでいる)を見かけますが、ウイズのように「プロバイオティクス」、「プレバイオティクス」、「バイオジェニクス」の3種類のカテゴリーが複合で採用されている製品はあまり見かけません。この3つのカテゴリーを融合させ、その成分(菌も)を複合的に処方したことが、ビオフローラEX-Sの大きな特長です。
それでは、各カテゴリーの特長とビオフローラEX-Sのどの成分が3つのカテゴリーに属するのかをお話ししたいと思います。
まず、プロバイオティクスについて
プロバイオティクスとは 、「腸内フローラ(腸内菌叢)のバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物」(英国の微生物学者Fullerによる1989年の定義)のことです。
つまり、お腹の腸内細菌のバランスを整え、腸内の異常状態を改善し、健康に良い影響を与えてくれる生きた微生物のことです。
また、その微生物を含む食品自体(ヨーグルトや乳酸菌飲料)をプロバイオティクスと呼ぶこともあります。(ただし、すべての乳酸菌がプロバイオティクスといえるわけではありません。)
●プロバイオティクスの条件
(1)安全性が保証されていること
(2)もともとその宿主の腸内フローラの一員であること
(3)胃液、胆汁などに耐えて生きたまま腸内に到達できること
(4)下部消化管(小腸下部や大腸)で増殖可能なこと
(5)宿主に対して明らかな有用効果を発揮しうること
(6)食品などの形態で有効な菌数が維持できること
以上のような条件を満たす菌種だけがプロバイオティクスと認められています。
なお、ぬか漬け、納豆、味噌なども植物性乳酸菌といい、酸に強く腸まで届くプロバイオティクス食品です。
プロバイオティクスとは、簡単に述べると生きた善玉菌そのものを摂取すること、あるいは善玉菌を増やす“生きた微生物”を摂取することと、それにまつわる食品や菌のことです。
プロバイオティクスは、生物同士の共生を意味する「プロバイオシス」を語源としています。プロバイオティクスは、アンチバイオティクス=抗生物質に対比される考えとして生まれました。
これは、アンチバイオティクスが「病気になってから細菌(善玉菌も含む)を退治する」という治療方法であるのに対して、プロバイオティクスは「あらかじめ体に良い菌を積極的に増やして健康になる」という予防的な考えから生まれた言葉です。
ビオフローラEX-Sでは、有胞子性乳酸菌「ラクリス-S」がこのカテゴリーの成分です。
有胞子性乳酸菌は、胞子の殻で菌体を守りますので普通の乳酸菌と違い、耐熱性、耐酸性に優れ、胃や十二指腸で死減せず腸に到達することができます。
腸内に到達した後、乳酸を産生し、腸内のpHを弱酸性に保ち、悪玉菌を破壊・抑制し、善玉菌が繁殖しやすい環境をつくります。
プレバイオティクスとは
次にプレバイオティクスについてですが、プレバイオティクスとは消化管上部で分解・吸収されないで、大腸に共生する有益な細菌の選択的な栄養源となり、それらの増殖を促進する食品成分のことを言います。プロバイオティクスの働きを助ける物質のことで、以下のような性質を持ちます。
(1)消化管上部で分解・吸収されない
(2)腸内のプロバイオティクスのエサになり、善玉菌だけを増やす
(悪玉菌は増やさない)
(3)腸内環境を整え、人の健康の増進維持に役立つ
腸内で消化されにくい、オリゴ糖類や食物繊維などがその代表的なものです。
さらに、このようなプレバイオティクスとプロバイオティクスを一緒に取ることや、またはその両方を含む食品や製剤などを摂取することは非常に効果的と言われ、「シンバイオティクス」と呼ばれています。
ビオフローラEX-Sでは、善玉菌の代表であるビフィズス菌のエサになる乳果オリゴ糖や血糖の上昇を押さえる難消化性デキストリンなどがこのカテゴリーの成分です。
医療関係者が注目するバイオジェニクス
さて、3つめ目のバイオジェニクスは、「生物により生成された」という語源を持ち、直接、あるいは腸内フローラを介して「免疫賦活、コレステロール低下作用、血圧降下作用、整腸作用などの生体調節・生体防御・疾病予防・回復・老化制御などに働く食品成分及び菌と説明され、医療関係者からは注目を浴びているカテゴリーです。
ウイズ流に言うなら、「微生物の発酵によって生まれた、体に有益な物質で、それを活用したサプリメントは、これを摂取すれば、直接的にまたは腸内環境の改善とともに、身体に良い影響を与えることが出来る成分」といったところでしょうか。
「バイオジェニクス」の代表格といえるのが乳酸菌生産物質です。
ビオフローラEX-Sでは、「乳酸菌酵母分泌物(小牧原液)がこのカテゴリーの成分です。
16種類の乳酸菌が出す代謝物(エキス)を24種類の酵母が餌とし、活性・繁殖。酵母の出す代謝物(エキス)が乳酸菌(常在菌)の餌となり活性・繁殖します。
お互いのエキスが餌となって、共存共栄しています。
乳酸菌酵母分泌物は生菌の生成する分泌物=物質ですから確実に腸まで届き、40種類の善玉菌そのものを大量に送り込んだのと同じ効果を持ちます。
ウェルシュ菌や大腸菌の様な悪玉菌が増えると健康を害し、乳酸菌・酵母などの善玉菌が優勢であると健康に非常に役立ちます。乳酸菌酵母分泌物(小牧原液)は、善玉菌にエサとなる分泌物(エキス)を与え、善玉菌を増殖させます。
ビオフローラ EX-Sは、小牧博士が行った臨床例のなかで、特に高かった5乗効果(小牧原液+サチヴァミン複合体+有胞子性乳酸菌+コラーゲンなど5つの成分配合した相乗効果)を継承した複合タイプの製品です。安全で確かな効果が期待できる原料を使用し、GMP認定工場で製造しています。
3つの腸内に食物や菌を届けるカテゴリーを融合し、さらにそのカテゴリーの成分を始め腸を改善するために有用で最高品質の成分を複数組み合わせたビオフローラ EX-Sは、ホメオバイタルQ-10 EX-Sなど他のクリニカル・サプリメントと同様、私の複合成分組成の思想が大いにいかされている製品です。
ホメオスタシスを高めるために
私の思想が生かされている点がもう一つ、私はホメオバイタルQ-10 EX-Sの特長を述べるとき、「健康な体には、もともと、外的および内的変化に対応して、生体の状態を一定に保とうとする『生体ホメオスタシス(恒常性)』維持のための生体調節機能が備わっています。ホルモンの分泌を調節する分泌系、ウイルスや病原菌といった外部からの侵入を防衛する免疫系、様々な情報伝達を行う神経系などがあり、これらすべてが正常に作動することによってこの恒常性を維持させているのです。」と語り、「恒常性とは自律神経の働きかけによって、人体のあらゆる機能や活動を一定の状況に安定させている脳の働きを意味します。ところが、ストレス、病気、老化などは、この生体調節機能を低下させ、いろいろな健康阻害を招く大きな原因になります。」と続けます。
ホメオバイタルQ-10 EX-Sは、この生体ホメオスタシスの維持に、大きな効果を発揮しているからです。
そして私は、ビオフローラEX-Sが、腸内環境を整え、得られた成果が現れた時に、同様のコメントを述べると思います。
むしろ、ホメオバイタルQ-10 EX-Sを「バイオジェニクス」のカテゴリーに置きビオフローラEX-Sと同時に摂取すると、「食物を消化吸収する消化系、唾液や胃液、血液やリンパ球などが流れる循環系を含み、より大きな効果が期待できる」と付け加えると思います。
ビオフローラ EX-Sで腸内環境を整え、同時に他のクリニカル・サプリメントを摂取してください。さらに高い体感が得られると思います。