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『ラボ(研究室)からの独り言』 自然治癒力を高めるサプリ

更新日:2014/10/16

健康維持・増進は勿論、ホメオスタシス機能を高め、生活習慣病などの予防や改善、治療などが期待できるウイズの製品
この頃、癌で余命数ヵ月と言われた人が、何年も生存したり、まれに治癒したりすることがあると新聞、雑誌、テレビなどで紹介されることが多くなったように思います。その殆どが治療効果と言うより、その人が持っている「自然治癒力」を、たまたま治療が後押しをしたと紹介されていました。また、ある著名なドクターは、医療は患者本人の持っている「自然治癒力」を後押しするのが医療であると著書で述べています。そこで今回は、健康を考える上でキーワードになる「自然治癒力」とクリニカル・サプリメントのお話をいたします。

自然治癒力とは生体が恒常性を維持する機能(ホメオスタシス)により、例えば風邪をひいたときに抗体ができて治癒したり、怪我をしたときに繊維芽細胞など色々な成分が集まって怪我を治したりする能力のことを言います。
医療はいかにも病気を治療しているというイメージがありますが、基本的には自然治癒力を助ける学問と言ってもいいと思います。
自然治癒力を低下させず上手に機能させるのには、「ホメオスタシス(生体内の恒常性)」の機能を高めることが必須なのです。

 

12年前、自然治癒力をコンセプトに開発したウイズのクリニカル・サプリメント
私が処方したウイズのクリニカル・サプリメントの開発コンセプトは、「ホメオスタシス(生体内の恒常性)の維持」の向上=自然治癒力のアップでした。
病気が治る、健康で居られる、全ての人が持つ「自然治癒力」を如何に高められるか?‥‥‥‥これがウイズのクリニカル・サプリメントが目指したものでした。全て、この一点に絞って開発いたしました。ウイズで最初に開発した製品の名前は「ホメオバイタルQ-10」。 私のコンセプトや思いを十二分に込めた製品でした。

■ホメオスタシスについて
ホメオスタシスとは19世紀にベルナールによって見いだされ、20世紀に入ってハーバード大学教授、ウォルター・B・キャノンによって、「ホメオスタシス」と命名された法則です。
その法則とは、「生体には、外部の環境が大きく変化しても内部の環境の恒常性(こうじょうせい/体温・血流量・血液成分などを正常な範囲に保っている状態および機能)を保つ機能がある。」と言うものです。
たとえば、外気の温度は30℃でも0℃でも体温は36℃くらいに保たれています。また、断食をしていても、大食い競争に参加していても糖尿病でないかぎり、血糖値は100mg/mLを大きく外れることはありません。
それは、血糖値が上がれば膵臓からインスリンが分泌されて血糖が下がり、血糖値が下がりすぎればグルカゴンやカテコールアミンなど血糖を上げるホルモンが分泌されるというように、生体内には左右に振れる振り子をもどす力があるからです。この生体内にある振り子を一定の位置にとどめておくはたらきこそが「ホメオスタシス」です。
「生体恒常性」とも言い、体温や血圧、血糖値などを一定の範囲内に保ち、傷口を修復したり、病原菌を排除するなどして、健康を維持しています。

ホメオスタシスを高め自然治癒力の向上を計る製品はなぜ生まれたか
では、ホメオスタシスを上げ、自然治癒力をあげるサプリメントはどのようにしたら造れるのか。一所懸命考えました。
当時の私には3つの武器がありました。一つ目は、以前、湧永製薬と言う医薬品メーカーの研究室に在籍していたおかげで、西洋医学に関する医薬品の有効性を誰よりも知っていること。また、その副作用も良く知っていること。(西洋医学への造詣)
二つ目はアデル・デービス女史が書いた「Let’s Get Well(健康への道)」の翻訳に携わった関係で、「正常分子栄養学」とか「分子矯正栄養学」、「栄養生化学療法」などといろいろな名前で呼ばれている栄養学を学び、ビタミンとミネラルの実効性については多くの知識を持っていたこと。(栄養素についての造詣)三つ目は、研究していた伝統医学(アーユル・ヴェーダ、ユナニ医学、漢方や東医学の中国医学など)の中で使用されていたメディカルハーブを知ったこと。
伝統医学の歴史からの安全性と有効性に優れ、しかも薬の様な副作用が無い(もしくは少ない)メディカルハーブの力。その有効性とそれを複合処方することの大切さ学びました。
(メディカルハーブの有効性が研究機関や医科大学で明らかにされたエビデンスへの造詣)

■分野別知識融合と成分の複合処方
私はこの三つの分野の知識や成分を融合することで、自然治癒力を高める製品が造れると思いました。
医薬品の分野では、ビタミン、ミネラルを始め、どれも医薬品であったコエンザイムQ10、α-リポ酸、L-カルニチンを、メディカルハーブではあるが医薬品と認められている、イチョウ葉やシリマリン、ムクナ(パーキンソン氏病)、アンフィスなどの成分を採用しました。
ビタミン、ミネラルの分野ではそれぞれの組合せを研究しました。一例をあげると病気になりにくい体質をつくるためのビタミン(葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、酸化マグネシウム)の組合せだったり、メタボリック対策やダイエット対策に有効なベタインとイノシトールの組合せです。
メディカルハーブの分野からは、ファイトケミカル(植物の持つ栄養以外の成分=機能性成分)の思想を取り込み、アシュワガンダ、ムクナ、ソフォン(ブテアスペルバ)、アメリカンジンセン、イチョウ、ワイルドヤム、ラフマ、シトルリンなど多種多様に亘る成分を採用しました。
これらの成分を使用し、漢方で学んだ複合成分の処方をし、各製品を生み出しました。
漢方を参考にしたのは、漢方が不調を体全体の問題ととらえ、それを治そうとし、そのためにはどんな生薬をどれくらい混ぜ合わせればいいかを、長い実体験の中で築き上げてきた医療だからです。
漢方薬そのものに“その人の体全体を治す”思想と力があるわけですから、「風邪をひいた」と訴えている症状以外の部分の調子がよくなっていくのは、ある意味、当然なのです。複数の生薬を用いることでその人に一番いい状態に導くのが、漢方薬の思想なのです。‥‥‥‥この思想をウイズのクリニカルサプリメントに注入しました。
高原マジックと呼ばれる複合成分の処方は、ベースが漢方薬の考え方です。この複合成分処方があるから12年経った今でも、唯一無二の製品として認知されていますし、業界や医療関係者から高い評価を受けているのです。

■生活習慣病などの慢性病で確実に効果が
第3の医療とも言える統合医療(西洋医学と補完・代替医療を融合した医療)の思想から生まれたウイズのクリニカル・サプリメントは医療現場でも大きな成果を上げています。
いま病院は、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓病など種々の生活習慣病、難病と言われるがんや潰瘍性大腸炎、膠原病、ステロイド剤で難治化したアトピー性皮膚炎など、病気は年単位で治療を続ける患者さんで溢れかえっています。
現在の医療は、慢性病(生活習慣病)の治療が医療全体の大半を占めています。対処医療(薬物治療)は、これらの慢性病を治癒に導いたでしょうか?。患者さんは減っているのでしょうか?。残念ながら『はい』とはいいがたいのです。
それならば原因療法と呼ばれる手法で、「自己治癒力」を高めるサプリメントを利用した方が大きな成果が得られるのではないかと考え開発したクリニカル・サプリメント。12年間の間にかなりの効果を発揮しています。
代替医療の実践者である芦原紀昭氏の臨床データによると多くの患者さんが救われているようですし、時々いただくお手紙でも余命何ヵ月と宣告された方がその後7~8年も元気に過ごされたり、辛い抗癌剤治療をホメオのおかげで軽減して頑張れるとか、C型肝炎の方がインターフェロンによるウイルス排除(治癒)できたのはホメオを食べてインターフェロンに耐える元気と気力を貰ったからだと言う内容のお便りを多くいただきます。

エビデンスを確認した成分だけを採用し、複合処方した製品だから効果が
それでは、クリニカル・サプリメントでなぜそのような素晴らしい効果が出ているのでしょうか
最近、エビデンス ベースド メディスン(Evidence-based Medicine, EBM)とか、エビデンスのあるサプリメントなどの言葉を聞いたり、見たりすることがありませんか。
エビデンスを直訳すると「科学的根拠」。病院で処方される薬や治療手法の選択は、これまでの多くの事例に基づいて判断すべきという考え方で、最近ではサプリメントにも、エビデンス(科学的根拠)が必要だと言われるようになってきました。

■良いサプリ、悪いサプリを判断する目安が
それは、健康増進のためにサプリメントを利用する人が増えたことと、「本当に効果があるサプリメント」と「そうでない(健康被害を及ぼす)サプリメント」が混在する市場で誰でも、「本当に効果があるサプリメント」を求めているからです。
「サプリメントを摂るからには、信頼できる製品を安心して摂りたい」。当たり前のことです。
でも、「この製品は信頼できる」と判断する基準は人ぞれぞれで、「女優のAさんがこの製品で体重10kgダウン」とか、「5人のグループに試したところ5人とも血中コレステロールが減った」、「凸凹大学のA先生が、100人中70人の体重が減ったという論文を書いている」、「人間のグループでいくつかの実験論文があり、どれも血糖値が上がりにくいという結果が得られた」などのスローガンが並ぶと、ついつい購入してしまいます。冷静に考えれば多くの人に該当する科学的根拠として意味の無いものだとわかりますね。
しかし、とっさの判断で飛びついてしまう方も多いようです(メディアや雑誌に掲載されている、読者に飛びつかせる広告に多いタイプ)。一見きちんと調査されているように思えますが、根拠としてはどうかと首をかしげるような調査です。実験対象が少なく、1回の実験で、実験期間が短いことが多いのです。(新聞折込広告など、少し読ませる広告に多いタイプ)。
エビデンスとしての価値を検討できるようになる最低ラインは、「人間グループ‥‥‥‥‥‥。」ぐらいで、厳密に言えば、実験手法や実験期間・実験を行った対象者の分散など色々な基準があります。このような細かいデータが揃って初めてその成分のエビデンスについて評価することができるのです。
ウイズが採用している成分は、医薬品メーカーや素材メーカーから確かなエビデンスが添付された成分です。このハイクオリティな素材(成分)が、私の複合処方で相乗効果を発揮し、皆さんの体調や疾病を改善するのだと思っています。

エビデンス ベースド サプリの先駆者としてこれからもウイズと共に歩きます
私が、12年前最初に開発・処方した製品は、ホメオバイタルQ-10とベストサイトでした。当時、健康食品にコエンザイムQ10を使用したのは初めてでした。
また複数の天然カロチノイドを組み合わせたり、2種類のアントシアニンを組み合わせたのも画期的な処方でした。ホメオバイタルQ-10では、4種類のメディカルハーブを処方しました。確かなエビデンスがある成分を組み合わせることでさらなる相乗効果を期待しました。私が成分を選択する際の確かな眼(先進性)は、後年アシュワガンダが医薬品の分類に登録されたことでも実証できると思います。

今後は、エビデンスを認められたサプリメントが増えていくことは確実ですが、ウイズにとっては、ますます自分達のクオリティが認められ、評価が高まる時代になったと思います。

1.エビデンスがきちんとそろっている成分。
2.未病者(病気ではないが、血糖値が高いなど何らかの異常値を指摘されている人)の症状の
  改善が期待され、かつ予防で摂取することで健康維持に効果があると期待される成分。
3.健常者へも、若さや美しさを保つことや、積極的な健康の維持等が期待される成分。

この事を常に頭において、これからもクリニカル・サプリメントの開発を続けて行きたいと思います。