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『ラボ(研究室)からの独り言』  目に特化した新ベストサイト

更新日:2015/12/15

10種類のファイトケミカルと12種類の栄養素が老化と戦う

12月1日から、「新・ベストサイト EX-S」が登場いたしました。2012年10月にベストサイト EXにビタミンAを加え、さらにプロビタミンAと言われるβーカロチンの量を150%に増量した「ベストサイトEX-S」を発売してから僅か3年でのバージョンアップです。今回は「カラダと眼」のベストサイトから、「眼とカラダ」にコンセプトを移して「眼」に主眼を置いた製品となっています。眼の毛様体に作用するクロセチンと言うカロテノイドを新しく加え、ルテインやゼアキサンチンなど眼で活躍する成分を増量いたしました。新・ベストサイト EX-S、現行のベストサイト EX-Sの150%~200%アップした効果をあなたの「眼とカラダ」で実感してください。

 

ホメオはメディカルハーブから、ベストはファイトケミカルから誕生
2002年にクリニカル・サプリメントとして、「ホメオバイタルQ-10」と 「ベストサイト」を発表しました。この2製品を処方するにあたって、私が意識したのは、「メディカルハーブ」と「ファイトケミカル」でした。
メディカルハーブとは、中国医学(漢方)やアーユルヴェーダなどの伝統医療や、自然療法において効果が確認されている薬草や薬草由来成分を指す言葉です。
これら伝統医療などで採用されたメディカルハーブは、「多様な成分を含み、それらが互いに相乗効果を発揮する」、「局所の治療だけにとどまらず、からだ全体の強化が期待できる」、「治癒系をつかさどる神経、内分泌、免疫系の機能の調整に優れている」、「安全である」ことなどが最新の医療化学研究所などでも確認され医薬品やサプリメントなどとして多岐に亘って使用されています。
このようなメディカルハーブとビタミン類を処方した製品が「ホメオバイタルQ-10」 でした。メディカルハーブから生まれ、ネーミングの由来となるホメオスタシス(生体内の恒常性の維持)の機能を向上させる製品でした。
もう一つのベストサイトは、第7の栄養素と言われるファイトケミカルをベースに誕生しました。
ファイトケミカルというのは、植物に含まれる色素や香りなどのことで、高い抗酸化作用を持つ機能性成分のことです。
その健康効果としては、「活性酸素の除去」、「傷ついた細胞(遺伝子)の修復」、「ガン細胞の増殖防止(ガン予防)」、「感染症に対する抵抗力の強化」、「免疫力を高める」、「記憶力、集中力の強化、アルツハイマーの予防」、「老化防止」などが挙げられます。
ファイトケミカルは、大別するとポリフェノール系、カロテノイド系、テルペン類、イオウ化合物、グルカン類などがあり、強い抗酸化力があることで知られています。さまざまな病気や老化の原因とされ、ガンや認知症、生活習慣病とも密接な因果関係があるといわれ、体内で発生する活性酸素(酸化)を抑えることで、健康維持に役立つことが知られています。
ベストサイトは、ファイトケミカルの中から、カロテノイド系とポリフェノール系の成分に焦点をあてた製品で、カロテノイド系の6成分とポリフェノール系の2成分を採用し、それに9種のビタミン・ミネラルを配合した、「カラダと眼の老化」をサポートする製品でした。

 

多岐に亘るカロテノイドの働き
カロテノイドは、動植物に存在する赤・橙・黄・緑など天然の色素の総称です。ニンジン、カボチャ、ホウレンソウなどの緑黄色野菜に多く含まれており、抗酸化作用に優れています。大きく分けると、細胞膜で働くカロテン類と細胞内で働くキサントフィル類に分類され、それぞれに多くの種類があります。
カロテノイドの効能として、強い抗酸化作用の他にもガンや生活習慣病を抑制する働きがあり、美肌効果やシミ予防、目の健康を維持するのにも効果を発揮すると言われています。
体内に吸収されたカロテノイドは、種類によって異なる臓器に貯蔵される傾向があることや、病気になると特定のカロテノイドの血液濃度が下がることもわかっています。一つのカロテノイドではなく、色々な種類の複合したカロテノイドを摂取することがよいと言われていて、この考えも私の信条である複合成分の処方と合致するところで、ベストサイトも複数のカロテノイドを採用しました。

 

活性酸素を除去するポリフェノールの力
もう一方のポリフェノールとは、植物が光合成を行うときにできる物質で、植物の苦みや渋み、色素の成分となる化合物の総称です。
植物自身が生きるために持っている物質ですが、人間の体内に入っても、活性酸素を捕えて除去する抗酸化物質として有効に働くことが分かっています。
活性酸素とは、人間の体内に存在している物質であり、外界から侵入してきた細菌やウイルスを撃退する役目を担った物質です。しかし、活性酸素はストレス、喫煙、紫外線などの様々な要因によって必要以上に体内で増加してしまうと、体内のたんぱく質、脂質、DNAなどを傷つけ、老化や生活習慣病の原因になるといわれています。ポリフェノールが持つ抗酸化作用は、様々な病気に対抗する力やアンチエイジング効果が期待されています。
ポリフェノールは、フラボノイド系やクルクミノイド系、リグナン系などいくつかのグループに分類されますが、私がベストサイトに採用したのは、フラボノイド系のアントシアニンでした。
アントシアニンとは、主にブドウの実皮やブルーベリー、ビルベリー、カシス、ムラサキイモなどに含まれている青紫色の天然色素で、黒色や紫色の野菜や果物に多く含まれています。

 

アントシアニン(ポリフェノール)の働き
アントシアニンには、植物が紫外線などの有害な光によるダメージから自らの体を守るという働きがあり、人間でいうメラニンの役割を果たしています。
人間は太陽からの紫外線を受けると、メラニンという色素によって肌を黒くすることで、体内に紫外線が入ることを防ぎ、細胞が傷つかないように守っています。植物は、アントシアニンなどの色素をつくり、紫外線などの有害な光から体を守っているのです。アントシアニンは、古くから肝機能の向上を助け、目の働きを高める効果や眼精疲労を予防する効果があることで知られていていました。
ブルーベリーやカシスが目に良いとされるのは、この色素成分「アントシアニン」が豊富に含まれているからです。アントシアニンは末梢血管の血流を活発にする働きがあり、その効果は眼球にまで届き、主に目のピント調節機能の維持、疲れ目の軽減や目の下のクマの解消などが知られています。
また、人の目は、物を見るとき、網膜にあるロドプシンが分解されます。目を酷使すると、ロドプシンの再合成が遅くなり、目が疲れてきます。アントシアニンには、視神経の働きを支えるこのロドプシンの再合成のスピードを早くする働きがあり、疲れ目や近視に効果があると言われています。
さらに、暗闇に目が慣れる「暗順応」を高める働きや、パソコンやスマートフォンの普及で目を酷使することの多い現代人の眼精疲労を改善する働きなど多くの点で目に優れた作用を示しています。
なお、カシスに含まれるアントシアニンの量は、ブルーベリーの3~4倍ともいわれています。カシスに含まれるアントシアニンで注目すべきは、その種類です。カシスには4種類のアントシアニンが含まれていることと、その中で抗酸化力がもっとも強いデルフィニジン類が全体の65%をしめ、非常に優れた抗酸化作用を持っていることで知られています。
4種類の成分のうち2種類はブルーベリーなどには含まれていないカシス特有の成分なのです。カシスのアントシアニンは、摂取してから体内に吸収され、体に作用するまでにかかる時間が非常に短いという特徴があります。

このように、ファイトケミカルのカロテノイドとポリフェノール(アントシアニン)を使用したのが2002年当時のベストサイトでした。
ベストサイトはその後、アスタキサンチンとビタミンC、マグネシウムを加えた、「ベストサイトEX」となり、前述の2012年10月にβーカロテンを150%アップし、ビタミンAを加え、パントテン酸とビタミンB2を増量した、「ベストサイト EX-S」へと変遷してきました。2回のバージョンアップをしながらもいずれも当初の、「カラダと眼の老化」のテーマについては踏襲をしてきました。

 

「カラダと眼」から「眼とカラダ」ヘの移行は環境の変化と臨床データ
では、今回、「カラダと眼の老化をサポートする」から「眼とカラダの老化をサポートする」にシフトしたのはなぜだと思いますか。
変更した要因は二つあります。一つは私たちの生活環境の変化です。
現代社会は、パソコン、スマートフォン、タブレットなどを使用したデスクワークや近方作業が増え、眼や心身にかなりのストレスがかかる時代になりました。気づかないうちに眼を酷使し、疲れ目、眼痛、首こり、肩こり、ドライアイなどに悩む方が大変多くなっています。
厚労省が行った調査でも、身体的な疲労を感じている労働者のうち、9割以上の人が疲れている部位を「目」と回答しています。
20、30代なのに手元が見にくいといった老眼のような症状に悩む人が増え、「スマホ老眼」と呼ばれる新たな現代病も出現しています。
普通、眼で近くを見る際は、毛様体という筋肉の働きで、レンズの役割を果たす水晶体の厚さを変えピントを調整します。老眼は加齢に伴い、水晶体が硬くなったり、毛様体が衰えたりして、ピント調節ができなくなる現象で40歳ぐらいから兆候が出始めます。
それに対してスマホ老眼は、医学的には「調節緊張」と呼ばれる症状です。パソコンやテレビ、携帯電話などの画面など近くを長時間集中して見続けるなどすると筋肉が凝って、目の焦点が画面の焦点に固まってしまい、ピント調節ができなくなる病状です。
また、日本人の4人に1人が65才以上の高齢者となる、高齢化社会を迎えて、加齢や老化による眼の疾病も増加しています。
黄斑変性症、白内障、緑内障も他人事ではなくなりました。
日本眼科医会の発表では2007年の時点で我が国には164万人の視覚障害の方がおり、その内18万8千人の方が失明をしている方だそうです。視覚障害者の半数は70歳以上で72%が60歳以上と言われています。原因疾患は、緑内障、糖尿病網膜症、変性近視、加齢黄斑変性、白内障で全体の3/4を占めているようです。スマホ、パソコン、タブレット、ゲーム機などが溢れる過酷な環境で酷使される「眼」。また、加齢から来る眼の疾病やトラブル。13年前とは私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。眼の健康に対する需要が増えているのが現状です。

 

原料の進化とクロセチンの臨床データ
もう一つは原料成分の進化です。今までも効果効能を求めて効率の高い濃縮タイプの原料成分を採用してきましたが、医療化学の進歩は著しく、今までは100の効果を出すためには100の量の成分を使用していましたが、化学の進歩で、今では100の効果を得るために60の量で済むようになりました。
つまり今までの同じ効果を得る処方をしても量的には空きが、つまり組成に余裕ができます。新・ベストサイト EX-Sはその余裕スペースに眼精疲労に効果を発揮する「クロセチン」を7.5mg加え、ルテイン、カシス、ゼアキサンチンの含有量を増量しました。
濃縮された原料成分を使用することでカプセルを小さくしたり、錠数を減らすこと無く、「ウイズの改良は何時も足し算で考える」が私の信条ですから、今回の改良もクロセチンを足しました。
成分の「クロセチン」はずいぶん前から眼に良いと知っていましたが、今回採用したのはメーカーである理研ビタミン(株)から詳細で信頼のおける臨床データをいただいたことで採用に踏み切りました。
視力障害や眼精疲労を訴える方が増え、それに対応できる成分が揃ったことで、今回の改良となりました。現在考えられる限りでは最高の眼のサプリと自負する製品です。

 

カロテノイドとクロセチンについて
ここで新しく、追加した成分、「クロセチン」について簡単にお話します。
クロセチンとは、クチナシの果実(種子)に含まれる黄色の天然色素で、カロテノイドの一種です。
前述で触れたように、カロテノイドは体の錆びつきを防ぐ強い「抗酸化力」を持っていて、体内の酸化(老化)を防いでくれる成分です。
従来のベストベストサイト EX-Sには、β-カロテン、ルテイン、アスタキサンチン、リコピン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、α-カロテンが配合されていますが、今回クロセチンを加えることで、眼に対しての作用や効果が著しくアップしました。
カロテノイドは、種類によって働く場所や対象が違います。たとえばβ-カロチンは油脂に溶ける成分なので、油脂に溶ける成分の酸化防止に効果的ですが、目の網膜の細胞には入れません。体内に吸収されたカロテノイドは、種類によって異なる臓器などに貯蔵される傾向があることは先程お話をしました。
体全体の酸化防止には、一つのカロテノイドではなく、いろいろな種類の複合したカロテノイドを摂取することが良いともお話しました。
ベストサイト EX-Sに、β-カロテン、ルテイン、アスタキサンチンなど複数のカロテノイドを配合しているのも、身体のあらゆる場所で老化をストップさせる工夫なのです。各々の働きを簡単に述べると‥

◎β-カロテン(黄色の色素)/・視力向上・皮膚、粘膜を正常化・抗がん作用・免疫力アップ【膵臓に存在】
◎α-カロテン(黄色の色素)/・抗酸化作用・皮膚、粘膜を正常化・免疫力アップ
 ※肺ガン、肝臓ガン、皮膚ガンなどの改善に効果的
 ※眼や皮膚を紫外線の害から保護する
◎リコピン(赤色の色素)/・抗酸化作用・抗がん作用
・視覚機能維持
 ※前立ガン、乳ガン、子宮ガン、膀胱ガン、肺ガンなどの改善に効果的
◎ルテイン(黄色の色素)/・網膜の黄斑の正常化・抗酸化作用・子宮の健康維持・ガンの予防【目、大腸、子宮に存在】
 ※老化による視力の低下を防ぎ、眼を保護する
◎ゼアキサンチン(オレンジ色の色素)/・網膜の黄斑の正常化・白内障予防・抗酸化作用【目、皮膚に存在】
◎アスタキサンチン(赤色の色素)/・抗酸化作用・免疫力アップ

などです。

 

クロセチンの働き
クロセチンはこれらのカロテノイドと関係を持ちながら効果を発揮します。
クロセチンは複数の作用を持っています。抗酸化作用による目の老化防止もその一つですし、毛様体筋のコリをほぐす作用があるので眼精疲労を解消する効果もあります。さらに嬉しいことに、紫外線対策にも効果的で、クロセチンは目の健康を保ちつつ、美肌を保つ頼もしいカロテノイドです。

クロセチンの主な働きは、
●眼性疲労の改善作用
●目の血流を向上し、栄養素の供給、老廃物の除去を促進
●光刺激から網膜の保護
●白内障及び緑内障の予防
●眼の血管新生を阻害し、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性の予防
●眼の炎症を緩和
●美肌効果作用
●睡眠の質の改善作用 
などで、比較的目に対する作用が大きい成分と言えます。
また、クロセチンは、とってもスリムな形をしたカロテノイドで、一般的なカロテノイドに比べて2/3程度の大きさ(分子量)です。分子が小さいクロセチンは体内へと吸収されやすく、食べてから約4時間で体内の濃度が最大になるなど、他のカロテノイドよりも短時間で吸収されます。
さらに、水に近い部分(親水性)と油に近い部分(疎水性)の両方の性質を併せ持つ両親媒性を示すクロセチンは、体の広い範囲で働くことができます。素早く吸収され、体の隅々へと届けられる。だからこそ、すぐに効果を発揮することが期待できるのです。

 

複合成分による相乗効果も更にアップ
クロセチンは、ルテインやアスタキサンチンと一緒に摂ることで互いに働き合い、抗酸化力が高まり、相乗効果がしめされ、眼精疲労などを改善する効果がより強まります。
アスタキサンチンやルテインと併せることにより、活性酸素の一種である一重項酸素の消去能力が高まります。一重項酸素は、強い酸化力を持ち、老化や組織障害の大きな原因となる過酸化脂質を生成します。クロセチンは、ルテインやアスタキサンチンと一緒に働きこれを抑制しします。
視機能向上にも欠かせないのが抗酸化作用による、体全体への抗老化効果です。クロセチンとルテインを配合し、強い抗酸化作用で身体全体に抗老化を与えることは視機能を向上させる上でも有効と言えます。

クロセチンを加え8種類の天然由来のカロテノイドと2種類のアントシアニン(ブルーベリーエキスとカシスエキス)、12種類の栄養素と補酵素。これらの成分が各々の働き場所で最大限の効果を発揮できるように処方され製造されたベストサイト EX-S。
150~200%アップした新ベストサイト EX-Sをあなたの目と身体で実感してください。