NEWS

『ラボ(研究室)からの独り言』  ベストのカロテノイドとアントシアニン

更新日:2016/01/26

10種類のファイトケミカルが体の様々な箇所で様々な作用を
昨年12月1日から、発売された「新・ベストサイト EX-S」が好調なことをウイズのスタッフから聞きました。また好感を持った体験談も寄せられているとの報告も受けています。高齢化社会を迎えると共に、スマホやタブレット、ゲーム機が普及して、老いも若きも新しい目のケアが必要になった時代。ベストサイト EX-Sはそれに即応する製品として市場で認められて行くと信じています。今回は、新ベストサイト EX-Sで採用しているカロテノイドとアントシアニンが体の中でどのような働きをしているかをお話したいと思います。

第7の栄養素として注目されている「ファイトケミカル」。ファイトケミカルと呼ばれる栄養効果が多彩な成分の中からカロテノイド系の8成分とポリフェノール系の2成分を主成分とし、これに12種類のビタミンやミネラルなど加えて、製造したのがベストサイトEX-Sです。

ヒトはカロテノイドをつくれない
カロテノイドは、抗酸化作用が強く、活性酸素から体を守る他にも、ガンや生活習慣病を抑制する働きがあり、美肌効果やシミ予防、目の健康を維持するのにも効果を発揮すると言われています。カロチノイドは、上記のような効果を微量で発揮する成分です。
カロテノイドは、肝臓、肺、乳房、子宮頚部、前立腺、大腸、皮膚、網膜をはじめとする眼組織など、人間の体のいたる所に存在していますが、人をはじめとする動物は、カロテノイドを体内でつくり出すことはできません。

8種類のカロテノイドは様々な箇所で様々に活躍
8種類のカロテノイドは似ているようで微妙に違います。
働きや働く場所がリンクするケースもありますが、各々の特長を持って私たちの体や目で活躍してくれています。
たとえば、ルテインは、目や大腸、子宮に蓄積されることが知られ、ゼアキサンチンは、目と皮膚に蓄積されます。アスタキサンチンもクロセチンも目に作用しますが、水晶体や黄斑部に存在するルテインとゼアキサンチン、目のピント調整に作用するアスタキサンチンとクロセチンとでは働き場所と働きが違います。
勿論、白内障や黄斑変性症を予防する作用を4成分とも持っていて、リンクする箇所もあります。
一つの成分ではなく数種類の成分で目と体に働きかける‥‥‥これが目と体をケアするカロテノイドです。

複合処方のメリットを最大限に
今回、クロセチンを加えたのは、確かな臨床データやしっかりと製造できる原料メーカーが確保できたからと前号でお話しました。
私が採用した一番の理由は、クロセチンと他のカロテノイドとの組合せによる成果が臨床として明らかになっていたからです。クロセチンとルテイン、クロセチンとアスタキサンチン、クロセチンとゼアキサンチンなどの組合せで大きな効果が臨床例などで実証されています。
クロセチンを加えたことで、8種類のカロテノイドの働きが、相乗効果を持ち10倍にも20倍にも働くことが期待できました。いただいている体験談からはこのことが感じられます。

2種類のアントシアニンで目の全てをカバー
さらに、ポリフェノール2種の働きも簡単にお話しましょう。採用した成分は、ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持つ、「アントシアニン」と呼ばれる成分です。
アントシアニンは、植物が紫外線から実を守るための色素の成分で赤や青、紫といった色です。
ベストサイト EX-Sに採用したアントシアニンは、ブルーベリーから抽出したアントシアニンとカシスから抽出したアントシアニンです。

なぜ、同じアントシアニンなのにブルーベリーとカシスを採用したのか‥‥‥それはカロテノイドのところでもお話したように、同じ名前だけれども、微妙に働きが違うところが有るからです。
アントシアニンには、ロドプシンの再合成を促進し、眼精疲労を回復し、視力を改善する働きがあります。

目のレンズとフィルムをケア
ブルーベリーに多く含まれるアントシアニンは網膜に張り巡らされた毛細血管の保護・強化作用、血液循環を向上させる効果や、角膜・水晶体などに含まれるコラーゲンを安定させる作用もあると言われています。
もう一方のカシスから抽出したアントシアニンは、末梢血管の血流を良くする働きがあり、目のピント調節や眼精疲労、クマの改善に効果的な成分です。
また、カシスのアントシアニンは、一時的な近視を防ぐ効果があることも、特長的です。
パソコンやテレビ、携帯電話などの画面を長時間集中して見続けてると、目の焦点が画面の焦点に固まってしまい、疲れ目の原因となります。
この現象は、レンズの役割を持つ水晶体の厚みを調節する毛様体筋が一時的にけいれんして、緊張した状態が続いていることを表します。この状態が長期間続いてしまうと、継続的な近視になりやすいといわれています。
カシスのアントシアニンは、この毛様体筋の緊張をやわらげる作用があり、一時的な近視を防ぐ効果があるといわれています。
簡単にまとめると、レンズのピントをあわせるのは、カシスのアントシアニン、目の奥で“フィルム”の役割を果たす「網膜」に働きかけているのがブルーベリーのアントシアニンです。

カロテノイドのクロセチンも直接、毛様体筋に働きかけ、眼精疲労を緩和する効果があります。
同じ目のピントを調整することも、目の網膜に働きかけることも、採用したカロテノイドとアントシアニンが相互に作用し最大限の効果が出るように処方しました。

10種類のファイトケミカル成分が「眼とカラダ」の健康を
「情報化の時代」と呼ばれる現代では、仕事や日常生活において、テレビやパソコン、携帯電話などの依存度が高まっているために、目を酷使しがちだといわれています。さらに、年齢を重ねることによる視覚機能の低下も相まって、眼精疲労の悩みは世代を超えて関心を集めているといえます。
ベストサイト EX-Sは現代人の目にフォーカスをあてたサプリメントです。
今回は、眼にまつわる話が多くなりましたが、処方したカロテノイドとアントシアニンは体の様々な箇所で活躍します。ただ、目だけをケアしても人の健康は得られません。ベースになる体が健康でないと全てを失います。ベストサイト EX-Sは、処方されているビタミンなどの働きを加えて体全体をケアしています。
次ページにベストサイト EX-Sに使用されているカロテノイドとアントシアニンが体の中でどのような働きをしているか簡単にまとめました。
参考にしてください。また、前号の「目に特化した新ベストサイト」を併せて読んでいただければ、カロテノイドとアントシアニンのことがご理解いただけると思います。

ベストの働き