更新日:2016/02/22
腸内細菌叢を改善する必要成分が全て配合されたビオフローラ
最近、福井大学の研究チームが、腸内細菌が少ない母親から生まれた子どもに発達障害が現れる可能性があることを妊娠マウスの実験で示したと発表しました。
この実験については、米オンライン科学誌プロスワンに論文が掲載されるそうです。研究結果は母体の腸内環境悪化と子どもの脳の発達異常について関連性を示唆する内容で、仕組みの解明や予防につながる成果と期待されています。
研究チームは、福井大子どものこころの発達研究センターの栃谷史郎特命助教、松崎秀夫教授らで、周産期の母体や新生児期の子の腸内細菌を良好な状態に保つことで「子の脳の健全な発達につながり、神経発達障害の一部の症状などを予防できるかもしれない」と指摘しました。
福井大学の研究チームは、母親の腸内細菌のバランスの乱れが子どもの行動に与える影響を調べるために、マウスを使って次のような実験をしました。
(1)妊娠中の母マウスに細菌の増殖を抑える薬を飲ませ、
___腸内細菌を減らしてバランスを乱した。
___その後生まれた子を観察した。
(2)すると、正常な母マウスから生まれた子より体重が軽く、
___夜行性なのに夜の行動が低下し、広い空間を怖がるなど
___異常な行動が見られた。
(3)これとは別に、正常な母マウスから生まれた子を、
___生後すぐに腸内細菌を減らした母マウスに育てさせると、
___やはり異常な行動がみられた。
(4)逆に、腸内細菌を減らした母マウスの子を、生後すぐに
___正常な母マウスに育てさせると、正常な行動を示した。
以上のことから、人間の場合、母親の腸内細菌の状態が、出生後の赤ちゃんの脳に影響を与える可能性が示されたという。
研究チームの栃谷史郎特命教授は「発達障害の原因は様々で、腸内細菌の乱れはあくまでリスクの1つです」と強調しながらも、「妊娠中や出産後に積極的にヨーグルトを食べたりして、腸内環境を整えることは、予防につながります」と語っていると記事は伝えています。今回、発表されたこの研究結果については、私にはとても大変興味深いものがあります。
私たちの腸の状態が病気や精神状態まで支配するという認識は100年以上前からあったといいます。
腸内細菌の働きについては、昔から多くの研究がなされています。九州大学教授の須藤信行氏が率いる研究グループは、ビフィズス菌の一種をあらかじめ投与したマウスに多くのストレスを与えても正常なホルモン量が維持されることを発見しています。
この研究は腸内細菌がストレス反応に影響を及ぼす可能性を初めて実証した研究で、プロバイオティクス治療の開発につながっています。
一方、カナダの研究グループは、無菌のネズミの腸に他のマウスの腸から取った微生物を植え付けると、ドナーの性格まで受け継ぐことを実証しました。臆病なマウスが冒険的になり、大胆だったマウスが内気になったなどの報告をしています。
妊娠中に高熱が続いた女性は子どもが自閉症になる確率が7倍という研究結果に着目したある研究では、妊娠中に発熱状態を誘発した雌ネズミの子が、コミュニケーションの低下や反復行動など人の自閉症に似た特徴を示したこと。さらにこのネズミでは腸内細菌叢が改善し、細菌叢が正常になったケースでは、反復行動とコミュニケーション低下の緩和が見られました。マウスの結果とはいえ、自閉症の症状は逆転できることが証明されています。
種々の研究で、腸内細菌や腸内細菌叢が健康や精神状態に大きな影響を及ぼしていることが確認され、現在も研究されています。今回の福井大の研究もその一貫だと思います。
今では、悪い腸内フローラを改善して病気を治す目的で、健康な人の便を移植(糞便移植療法/直接腸に注入)する治療も行われています。
腸内細菌のバランスや腸内フローラを改善することが病気や精神状態に影響のあることは、今までも腸内フローラや善玉菌、悪玉菌、日和見菌の働きを中心に何回かお話しておりますので、今回は簡単にポイントだけをお話します。腸内細菌の働きには、主に5つの働きがあることが知られています。
①腸内細菌は病原体の体内侵入に際して、それを排除するように働きます。
②私たちの体は食物繊維などを消化する能力はありませんが、腸内細菌が
_それを消化してくれます。
③ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、
_ビタミンKなどのビタミン類も腸内細菌が作ってくれています。
④腸内細菌は幸せ物質であるドーパミンやセロトニンを合成し、その前駆体を
_脳に送っています。
⑤免疫力のおよそ70%が腸内細菌と腸粘膜細胞との共同作業で作られていると言います。
腸が原因とされる病気が、脳から心臓、そして関節まであらゆる部位に及ぶとされているのは、このような腸内細菌の働きがあるからです。
まさに腸の不調、つまり「腸内フローラ」のバランスを崩すと、万病を引き起こすというわけです。
腸内細菌が減少し、腸内フローラのバランスが崩れることによって、起こる病気はたくさんあります。
たとえば免疫力が低下し、アトピーやぜん息、花粉症などのアレルギー性疾患が起こってきます。また、がんの発生を促します。最近、増えてきた潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患も発生しやすくなります。
さらに、ドーパミンやセロトニンなどの「幸せ物質」を脳に送れなくなり、うつ病をはじめとするいろいろな心の病気も起こってきます。メラトニンがしっかり分泌されていれば、睡眠の満足度が高まり、朝も気持ちよく起きられるようになります。
加えて、メラトニンは抗酸化作用が強く、「若返りホルモン」とも呼ばれています。
そればかりでなく、肥満や糖尿病、認知症や自閉症まで、「腸内フローラ」の乱れが関係していることが解明されています。
腸内環境の改善はどうしたら?
では、腸内フローラを改善するのにどういう働きかけが必要なのでしょうか?腸内フローラを改善するには、善玉菌を増やす必要があります。ビフィズス菌や乳酸菌がつくる有機酸によって、悪玉菌が棲みにくい腸内環境にして、便秘解消や免疫力向上につなげることが狙いです。
腸内環境の改善には、「生活習慣を整えること」、「ストレスを減らすこと」、「食事で善玉菌を増やすこと」、「ビオフローラEX-Sのようなサプリメントを摂取すること」などが必要です。いきなり結論の「ビオフローラEX-Sを摂取すること」にいく前に少し一般的な改善方法に触れてみます。
■生活習慣を整える
善玉菌を増やして腸内環境を改善するためにまず大事なことは、生活習慣を整えるということです。
毎日決まった時間に食事をとり、ウォーキングなどの軽めの運動を30分以上おこない、成長ホルモンがよく分泌される10時ごろには眠りにつき、7時間程度の睡眠をとる‥‥‥これらができれば理想的です。しかし、すべてを実践できる方は少ないと思います。そのような場合は、少しでも悪玉菌が増えるような生活習慣を減らすことが大事です。
たとえば暴飲暴食はやめる、アルコールはほどほどにして週2日は休肝日をとる、エレベーターではなく階段を利用するなどです。
特に生活環境を整え、腸内環境を改善するうえで簡単で効果のある方法を次に紹介します。
◎おなかを冷やさないこと/腸内細菌にも、その細菌が好む温度があります。往々にして腸内の「悪玉菌」は、冷たい温度を好むものが多いのです。だから腸が冷えてしまうと「善玉菌」が繁殖しにくくなります。「善玉菌」は、どちらかというと温かい温度を好む性質があるのです。
◎医薬品を乱用しないこと/現代の医薬品のほとんどは、腸内細菌のバランスを崩してしまいます。「悪玉菌」も死にますが、「善玉菌」もどんどん殺されていきます。本来、腸内細菌は、「善玉菌」が増えれば「悪玉菌」が減少し、「悪玉菌」が増えれば「善玉菌」が減少するという相関関係をもっています。医薬品のほとんどは、腸内の「善玉菌」を痛めつけ、その結果「悪玉菌」を増殖させるものが多いので注意が必要です。
◎睡眠時間を充分にとること/細胞を活性化、あるいは修復するためには、それなりの休息、つまり睡眠が必要です。体調がすぐれないときの就寝時間は、なるべく夜10時前にしてください。同じ睡眠時間でも、10時前と12時以降では、細胞の修復力に大きな違いがあります。
◎適度な運動をすること/体を動かすことにより血液循環を促します。同時に発汗を促し体内の老廃物を体外に排出することができます。そして、内臓の動きも消化液の分泌も良くなっていきます。
上記の一つでも二つでも実行して生活環境を整えることでビオフローラEX-Sを摂取した時にその効果が違います。
■ストレスを減らす
ストレスは善玉菌を減らして悪玉菌を増やすことにつながります。
自律神経が乱れて腸のぜんどう運動が鈍くなれば便秘になりやすくなり、便秘になれば悪玉菌にとってとても良い腸内環境になってしまいます。それはつまり、善玉菌が減る腸内環境ということです。
そのため、ストレスをふだんから発散する、なるべく緩和するように生活することは腸内環境の改善のために重要なことです。
■善玉菌を増やす食品を摂る
食べ物で善玉菌を増やすには「直接、善玉菌を含む食品を摂る」か「腸内で善玉菌を増やすはたらきをする食品を摂る」かのどちらかが必要です。
善玉菌には大きくわけると「ビフィズス菌」と「乳酸菌」の 2つがあり、腸内環境を整える主役の善玉菌はビフィズス菌、そのサポート役がいろいろな乳酸菌です。ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が含まれるヨーグルトや乳酸菌飲料は、毎日の食事にプラスするだけで手軽に善玉菌を補給できて便利です。(但し、腸に直接届くことが必要ですが)
日々の食生活のなかで「食べ物」で腸内環境を整える時、ポイントは二つです。
一つは、「食物繊維を多くとること」。これは、腸内に宿便をためないということが第一の理由です。さらに、食物繊維には腸内の有害物質を吸着して体外に排出するという働きもあるので、腸内の清掃をするにはもってこいなのです。
今、水溶性食物繊維として脚光を浴びているものにオリゴ糖類(ビオフローラEX-Sに配合)があります。これらは、ビフィズス菌のエサになると共に大腸の整腸作用があり、便秘などを改善するという特徴があります。
野菜が不足していたり、油分の多い食事が多かったりと、食事が偏りがちな人は、腸内に善玉菌よりも悪玉菌が多くなっている傾向にあります。善玉菌が減り悪玉菌が増えると、腸内環境が悪化し、腸の働きが鈍って便秘になりやすくなります。そして、食べ物の残りカスが蓄積され、悪玉菌が人体に有害な物質を産生するようになります。この結果、体の免疫力が低下したり、疲労が蓄積しやすくなったり、新陳代謝が低下したり、肌荒れを引き起こしたり…といった、体へのさまざまな悪影響が現れてしまうのです。
二つ目は「発酵食品を数多く食べること」。ぬか漬けやキムチなどの発酵食品には、乳酸菌が豊富に含まれています。塩分の取り過ぎには注意が必要ですが、食物繊維の豊富な野菜も食べられるので、適度に食事に取り入れたいものです。発酵食品は、「善玉菌」の活力になると同時に、栄養補給にも有効です。
食品は、納豆のように発酵させた方が、栄養価も吸収性も高いのです。発酵食品を摂る。それが、腸内細菌のバランスを改善する最高の食習慣です。とくに低血圧、低体温、貧血症の方にオススメです。他にも味噌や低温殺菌牛乳、チーズなどもおすすめです。
善玉菌は、毎日腸内に補充するのが効果的なので、継続的な摂取を意識しましょう。
腸内環境を改善するには、生活習慣を整えるとともに、善玉菌を増やすための食事内容に変えることも大事なことです。
腸内環境の改善はビオフローラで
さていよいよ結論に向かいます。食生活や睡眠、運動などの生活習慣を整えて、食品で善玉菌を意識して摂るようにすれば、腸内環境は良い状態になると思います。
もちろんどれくらい真剣に取り組むかによって違いは出ると思いますが、いままで悪玉菌が増えるような生活を送っていた場合は効果がまったく出ないということはないでしょう。
ただ仕事や勉強、家事など、生活において思いどおりに睡眠や運動をコントロールできないシーンというのは誰にでもあるものです。
また、食べ物で善玉菌を摂るといっても、手間や好き嫌い、量やカロリーなどを考えると、必要な善玉菌の量を摂れないこともあるでしょう。
■腸内細菌叢に必要な複合成分が全て配合
そんなときにオススメなのが、クリニカルサプリメントの「ビオフローラEX-S」です。
ビオフローラEX-Sなら食前や食後に気づいたときに飲むだけなので手間はかかりませんし、一包に有胞子乳酸菌や乳酸菌酵母分泌物のほかにオリゴ糖、難消化性デキストリンなどが詰まっているので、余計な食事量やカロリーをとることなく効率よく善玉菌を摂取できます。
■健康を促進する三つのプランをベースに
ビオフローラEX-Sは、腸内の環境を整え健康を促進する三つのプラン、「プロバイオティクス」、「プレバイオティクス」、「バイオジェニクス」を融合させ、そのカテゴリーに含まれる成分(菌も)を複合的に処方した製品です。
特に、バイオジェニクスのプランを取り入れ、これに小牧原液(乳酸菌酵母分泌物)を使用したことが、ビオフローラEX-Sの大きな特長です。
「プロバイオティクス」素材に「プレバイオティクス」素材を加えた製品は多く有るのですがこれに「バイオジェニクス」素材を加えた製品は、ビオフローラEX-S以外あまり見かけません。
プロバイオティクスは、途中で胃酸などにやられにくく生きて腸に届く菌のことで、乳酸菌、ビフィズス菌、桿菌(かんきん)、酵母などの有用な善玉菌の事をさします。
プレバイオティクスは、有用菌、つまり善玉菌の栄養となる食品の事です。腸で分解吸収されずに善玉菌の栄養源となりその増殖を助ける働きをします。オリゴ糖や植物繊維の一部が今のところその働きを認められています。
バイオジェニクスは、直接、あるいは腸内フローラを介して生体調整や疾病予防・回復などに働く食品成分。乳酸菌発酵生産物もこれに該当します。
ビオフローラEX-Sにプロバイオティクスとして配合されている乳酸菌は、腸までとどく乳酸菌として知られる「有胞子性乳酸菌」です。通常の乳酸菌は乾燥や熱・酸に弱く腸に届く前に死滅してしまいますが、有胞子性乳酸菌は、胞子の殻で菌体を守っているので熱、酸に強く胃酸や胆汁酸に耐えて腸に達します。生存率が高く整腸効果が早い、という特長があります。その胞子は腸管内で発芽し、活発に繁殖し、どんどん善玉菌を増やします。また、乳酸を産生することでウェルシュ菌などの悪玉菌を破壊し、その乳酸で腸内のpHを弱酸性に保ち、悪玉菌の異常発酵生成物を抑え、善玉菌が繁殖しやすい環境を作ります。
また、ビオフローラEX-Sには、プレバイオティクス成分として、ビフィズス菌のエサになる乳果オリゴ糖や血糖の上昇を押さえる難消化性デキストリンを配合しています。乳果オリゴ糖は、ビフィズス菌増殖効果が非常に高く、腸内環境を改善する効果に優れ、便秘解消、肥満や老化防止、さらに動脈硬化予防などで有用な素材として注目されている成分です。
難消化性デキストリンは、水溶性の食物繊維で、便秘傾向の人の排便回数や排便量を増やす整腸作用やコレステロールの吸収を妨げ、血中のコレステロールを下げ、動脈硬化を防ぐ働きがあります。
食事と共に摂取すると小腸での糖の吸収を緩やかにするので、食後の血糖値の急激な上昇を抑える効果もあります。
さらに、バイオジェニクスとして配合されている、もう一つの乳酸菌は、「小牧原液」(学術名:「プシュケー」Psyche)と呼ばれる乳酸菌酵母分泌物です。農学博士・小牧久時氏が、16種類の乳酸菌、24種類の酵母菌とニンニクの無臭成分(サチヴァミン複合体)を「共棲培養」し発酵させ、開発・製造した乳酸菌酵母分泌物です。1988年に「腸内細菌叢を改善する健康食品製造法」の特許を取得し、1989年にはニューヨーク世界発明博覧会生物化学分子生物学部門で最高賞を受賞している成分です。
小牧原液に含まれる40種類の善玉菌(16種類の乳酸菌と24種類の酵母菌の培養エキス)を腸内に送り込むことによって、元々腸に常在していた善玉菌のエサになり、飛躍的に善玉菌を繁殖させます。
ビオフローラEX-Sは、小牧博士が行った臨床例のなかで、特に効果が高かった5乗効果(小牧原液+サチヴァミン複合体+有胞子性乳酸菌+コラーゲンなど5つの成分を配合した相乗効果)を継承した複合タイプの製品です。
どうですか? ビオフローラEX-Sには腸内の善玉菌を増やすために必要な成分が特異な形で配合されているのがお解りいただけましたか。
まだこの他にも、緑茶エキス(腸内のデトックスを促進)、ブドウ種子エキス(強い抗酸化作用を持ち、老化防止に効果)など腸内の環境を整える成分を配合しています。また、腸から栄養分が送られる血管そのものに有効であると言われているコラーゲンやクエン酸、ビタミンCなどを配合しました。
腸内環境を整える三つのプランの融合にこだわり、小牧博士が考案した5乗効果にこだわり、その効果を最大限に期待できるように処方された複合成分で造られた、「ビオフローラEX-S」。あなたの、“腸”自身でその効果を是非、体感してください。