更新日:2016/07/22
特別なアントシアニンが体内の隅々まで素早く届き、様々な場所で効果を発揮
今回は、ベストサイト EX-Sでは発売当初から採用されている、「カシス」についてお話したいと思います。
カシス単独では、あまりお話をしたことが有りませんので、今回は詳しくその働きを話したいと思います。
アイケアサプリメントの成分として良く知られるブルーベリーと同じように、抗酸化力の強いポリフェノールの一種で、アントシアニンとも呼ばれています。もっともっと脚光を浴びてよい成分です。
カシスは、ユキノシタ科スグリ属に分類される植物で、ブルーベリーによく似た直径1cmほどの赤黒い果実を実らせます。カシス(Cassis)とは、フランス語で、日本語では黒房すぐり(黒すぐり)、英語ではブラックカラント(Black Carrant)と呼ばれています。ヨーロッパでは、18世紀に「若返り効果があり、万病に効く薬」と紹介され、民間薬として多く使用されてきました。
近年、眼に対するブルーベリーやカシスの研究が進み、多くの効果が実証されてきました。特にカシスは、ブルーベリーよりも効果性が高いことが分かり、効能に対する期待が高まっています。
その中で代表的なのは、カシスアントシアニンと呼ばれる4種類のアントシアニンで、その中にはブルーベリーやビルベリーにはない2種類のアントシアニンを含んでいます。
この2種類は、その構造からデルフィニジン-3-ルチノシドと、シアニジン-3-ルチノシドという名前がつけられています。
カシスアントシアニンの特徴は、摂取してから体内に吸収され、体に作用するまでにかかる時間が非常に短いことです。
カシスアントシアニンは、末梢血管の血流を改善する働きがあり、吸収後は体の隅々まで届き、その効果を発揮します。
特にカシスアントシアニンは血液網膜関門を通過できる成分であるため、眼球に届き網膜内の血流改善を期待できる数少ない成分と言えます。その他にもカシスにはカルシウムを始めビタミンCがオレンジの約3倍、ビタミンAや
β-カロテンはオレンジと同程度、さらに、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEは、オレンジやいちごの約4倍も含まれています。
カシスが持つ4つの効能
カシスには目の疾患をはじめ筋肉疲労や動脈硬化など多くの症状に効果が期待できますが、それらの効果の根本を成すのが次の4つの効能です。
1.活性酸素を除去する効能
カシスには、活性酸素を除去する抗酸化作用の効能があります。(特に、カシスアントシアニンは他のベリー類と比べても活性酸素を除去する効能が強いと言われています。)活性酸素は不安定なために細胞を損傷させる性質があり、癌をはじめとする様々な病気や老化の要因とされています。
目に発生する活性酸素は水晶体や網膜など目の老化を早め、視力低下や眼病の要因になると言われています。
◎緑内障を予防・抑制する効果
緑内障とは網膜神経節細胞死により、視野が狭くなり最終的には失明に至る病気です。網膜神経節細胞死の主原因は房水の排出障害により眼圧が高くなることですが、その他にも活性酸素による酸化ストレスや網膜の血流不全が関係していると考えられています。
カシスには房水の排出障害の要因といわれる線維柱帯の酸化ストレスを抑制し、眼圧の上昇を防ぐ効果が期待できます。
◎白内障を予防・抑制する効果
白内障に対するカシスの効果も期待できます。カシスには水晶体を健康に保つ効能と白内障の一つの要因と考えられている活性酸素を除去する効能があります。
◎加齢性黄斑変性症を予防・抑制する効果
加齢性黄斑変性症は網膜の中心にある黄斑という部分に障害が起き、視力が失われていく病気です。
カシスはビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛がバランスよく豊富に含まれている成分であり、加齢性黄斑変性症の予防や進行の抑制に高い効果が期待できます。
2.末梢血管の血流を改善する効能
カシスは、末梢血管を拡張して血流を改善する効能があります。末梢血管とは一般的に毛細血管に代表される細い血管のことを指します。
末梢血管の血行不良は冷え性や肩こり、腰痛や肌荒れ・ニキビなどの要因となります。
また、目は末梢血管が集中している場所であるため、末梢血管の血行不良による障害が起きやすい場所です。疲れ目(眼精疲労)や目の下のクマ、緑内障、白内障などは末梢血管の血行不良が関係していると言われてます。
◎目の疲れ(眼精疲労)の緩和効果
疲れ目(眼精疲労)の原因はいくつかありますが、その内の一つが血行不良です。長時間目を使っていると目の周りの筋肉、特にピント合わせに使う毛様体筋やチン小帯、そして眼球を動かす外眼筋などの緊張が続き血流が悪くなり、それが疲れ目(眼精疲労)として現れます。
なお、眼に関わる血管は末梢血管の中でも細い血管で、血流改善が難しい器官ですが、カシスの血流を改善する効能は局所的に作用するので、このような場所でこそ効果を発揮します。
◎目の下のクマを解消する効果
クマは、疲労やストレス、睡眠不足などに起因して、目の周りの血流が悪くなることにより酸素が不足し、血液が赤色から暗赤色へと変色することで起こります。カシスのアントシアニンは末梢血管の血流を改善し、血液の色を良好にすることでクマを解消します。
◎冷え性の改善
冷え性は末梢血管の血行不良による代表的な症状です。カシスに含まれるカシスアントシアニンは末梢血管の血流を改善することによって冷え性を改善する効能があります。
◎肩こりの抑制・解消
カシスに含まれるアントシアニンは末梢血管を拡張して血流を改善します。また、カシスに含まれるビタミンEは血管拡張と共に赤血球に弾力性を持たせることで血行を促進します。これらの成分の効能により、カシスには肩こりを抑制したり解消する効果が期待できると考えられます。
3.毛様体筋を弛緩する効能
毛様体筋とは眼の水晶体を調節してピントを合わせる筋組織の一種です。
近くを見ようとする時は毛様体筋が緊張して水晶体が厚くなり、遠くを見ようする時は毛様体筋が弛緩して水晶体が薄くなります。毛様体筋の緊張が続くと、眼精疲労(目の疲れ)やピントフリーズ現象、近視や老眼等、視力の低下につながります。
カシスに含まれるカシスアントシアニンには毛様体筋を弛緩させる働きがあります。これにより目をリラックスさせることができ、眼精疲労(目の疲れ)やピントフリーズ現象の軽減が期待できます。
◎視力回復効果
カシスを含むベリー類の効果でもっとも知られているのが、この視力回復効果です。
カシスの視力回復効果は、「水晶体の屈折率の低下抑制」、「毛様体筋の緊張緩和」、「目の血流不全の解消」、「ロドプシンの再生促進」、「網膜における活性酸素の除去」などの効能により成り立っています。
カシスアントシアニンはブルーベリーなどのアントシアニンと比べて速効性と持続性があるため、より効果が期待できると言われます。
◎目のかすみ(ピントフリーズ現象)を改善する効果
人がモノを見る時は眼球にある水晶体を厚くしたり薄くしたりしてピントを合わせます。
この時、水晶体を調節するのが毛様体筋という水晶体の周りにある筋肉です。
パソコンなど近くのモノを長時間見続けると、毛様体筋の緊張が続き機能が低下してきます。
その為、水晶体が厚いままになってピントが合わなくなります。これがピントフリーズ現象や目がかすむ理由です。
カシスにはこの毛様体筋の緊張を緩和させる効能があります。また、カシスには目の血流を改善する効能もあるため、毛様体筋の機能の回復を早めます。
◎老眼を予防する効果
老眼は「水晶体の硬化」と「毛様体筋の機能低下」により近くのモノを見る時にピントが合わせられなくなる症状です。「水晶体の硬化」の原因は主に「酸化変性」と「老廃物の蓄積」とされます。「毛様体筋の機能低下」の原因は目の酷使です。目を酷使すると毛様体筋の異常緊張が頻繁に起こり毛様体筋が劣化していきます。
カシスには活性酸素を除去し、血流を促進する効能があり、「酸化変性」と「老廃物の蓄積」を抑制し、水晶体の硬化を軽減することができます。
4.ロドプシンの再合成促進作用
ロドプシンは網膜にある光を感知する色素で、暗がりの中でモノを見る時に必要な物質です。ロドプシンは光にあたると分解し、その後再合成します。これが光を感知する仕組みです。
老化や目の酷使で網膜の機能が低下するとロドプシンの再合成が遅くなります。
そうなると暗がりの中でモノが見えにくくなったり、目が疲れたりすることがあります。
カシスアントシアニンはロドプシンの再合成を促進する効能があります。特にその効能は他アントシアニンより強いと言われています。
しかもカシスにはロドプシンの材料となるビタミンAが豊富に含まれているため高い効果が期待できます。
◎夜盲症(鳥目)を改善する効果
夜盲症は主に網膜にあるロドプシンの障害が原因で、その多くはロドプシンの材料であるビタミンA不足か網膜の機能低下によってロドプシンの再合成が遅れるためです。
アントシアニンはロドプシンの再合成を促進する効能があることが分かっています。
特にカシスに多く含まれるシアニジン系のアントシアニンにはロドプシンの再合成作用が強いことが多くの実験で報告されています。
5.その他の作用
1から4の他にもカシスは筋肉疲労を回復する作用や動脈硬化の予防をする作用を持っています。
◎筋肉疲労の回復促進効果
筋肉疲労は、「栄養源の不足」、「疲労物質の蓄積」、「酸化ストレス」の3つが主な原因と考えられます。カシスには、「筋肉疲労の軽減」、「筋肉損傷の軽減」、「筋肉の損傷の回復」、「運動後の感染症予防」等の効果があることが確認されています。
◎動脈硬化の予防・改善
カシスに含まれるアントシアニンとビタミンEは血流を促進する効能があり、血圧を下げ血管の負荷を軽減する効果があります。また、強力な抗酸化作用もあり、過酸化脂質を抑制する効果があります。カシスはこれら二つの効能において動脈硬化のリスクを軽減させる効果が期待できます。
◎インフルエンザを予防する効果
インフルエンザウィルスは体内に入ると細胞に吸着し、増殖していくことでインフルエンザを発症します。カシスにはこのインフルエンザウィルスの細胞への吸着を阻害する効能があるのです。
いかがですか、カシスの素晴らしさが分かっていただけましたか。カシスには目の疲れ(眼精疲労)の原因を改善し、眼の疲れを緩和する効果があります。
ウイズのベストサイト EX-Sには、アントシアニンとしてカシスとブルーベリーの2成分、カロテノイドとしてルテイン、クロセチン、アスタキサンチン、β-カロテン、リコピン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、α-カロテンなどの8成分が配合されています。複数の成分を複合処方する。これがウイズ製品の特徴であり、多くの結果を残している証です。なお、この他にも12種類のビタミン、ミネラルが処方されています。
ファイトケミカルのパワーを余すことなく活用して目と体の老化を食い止めています。