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芦原紀昭医師の『臨床の現場から』 代替医療(オルタナティブメディスン)とは

更新日:2014/09/30

『ホメオバイタルQ-10 EX-Sもベストサイト EX-Sも、代替医療の製品として臨床現場(サプリメント療法の一環として)で採り上げられています』と話しますと「代替医療とはなんですか?」という質問が必ず返ってきます。私も上手く説明できないので詳しく教えて下さい。---という質問やお便りが多く寄せられてきます。そこで今回の[臨床の現場から]は実際に2製品を使用し、患者さんに接している芦原先生に『代替医療』についてお話を伺いました。

 

『代替医療』って何ですか?

まだ一般の方には、「代替医療」と言う言葉は聞き慣れないかも知れませんが、医療の現場では、大分前から取り上げられていたんです。最近では「爽快」とか「ゆほびか」などの健康雑誌やニューズウィークのような一般誌でも取り上げられるほど注目されている言葉です。
まあ、簡単に言うと代替医療(オルタナティブメディスン)は西洋医学以外の医療の総称です。

例として、東洋医学(漢方医学、鍼・灸)、アーユルヴェーダやユナニ医学のような伝統医学などが上げられます。また、カイロプラスティック、ビタミンやハーブ療法、薬効食品・健康補助食品、アロマセラピー、精神・心理療法、民間療法なども代替医療の範疇に含まれます。

ちなみに、西洋医学の先進国アメリカでは、国民(成人)の42%(1997年/ハーバード大学調査)が代替医療を利用しているそうです。

 

多くの方が『代替医療』を求める訳は?
欧米や我が国では西洋医学が主流だが、近年になりその問題点が多く指摘されるようになりました。西洋医学と言うエビデンスベーストメディスン(証拠に基づいた医療)は人類の寿命を延ばし、病気を解明してきましたが、そこには患者の苦痛や副作用を伴うのもまた事実でした。

しかも、目まぐるしく変化する現代社会の歪みから生まれる、ストレス性疾患や慢性病にはあまり効果が見られないことが判明し、西洋医学でも治らない、治せないものが沢山あるとわかったこと。心と体を切り離して考え、部分的に怪我や病気の症状などに対処する現代医学に疑問を持ちはじめたこと。体を切り開いて取り除いたり、人工物を埋め込んだり、抗生物質の乱用をしたりすることをごく当たり前の手段として考えているので無理もないと思いますが。

それに対して、代替医療は、病気よりも病気にかかっている人に焦点をあて、診断・治療を行うのが特徴です。

そして「人」自身に備わっている自然治癒力や自己回復を目指し、心と体のバランスを整え、病気に対して抵抗力を強化して行きます。
また、病気にならないための予防医学的な要素が強いことも代替医療を求める理由だと思います。

 

『代替医療』と芦原先生との係わりは?
十数年前、交通事故の後遺症で全く体が動かなくなったことがあるんです。医者ですからどんな治療が適しているか分かるんですけれど、少しも良くならない。自分が学んだ西洋医学が自分の体を治せない。ショックでした。そこで東洋医学やカイロプラスティック、健康食品など学び、何とか自分の体を治そうと色々試みて見たのです。

結果的に病気は治ったのですがこの時の経験が、私のその後に大きな影響を与えました。それは自分の体で「身を持って体験した」代替医療の必要性と重要性でした。ごろね体操や芦原式テープなども代替医療の副産物として考えられ作られたものです。

私は早くから代替医療を採り入れた医者で、パイオニア的な存在だと自分では思っています。今、皆様に提供しているホメオバイタルQ-10やベストサイトも永い期間に研究したことや学んだことが結実してできた製品で、そのクオリティーには絶対の自信があります。

 

今後の医療について?

病気になったものを治療すると言う西洋医学に、病気にならないようにするための予防医学的要素を持つ代替医療を融合させることで「21世紀型の医療」を創造したいと思っています。特に、代替医療の先頭を走る『健康食品』には大きな可能性を感じています。

玉石混淆と言われている健康食品や栄養補助食品の分野では「科学的に効果を証明した臨床データーが無いものや正当な検証がなされないもの」が多く、代替医療に対する健康食品の認識が低くなっている一因と思われますので、ここに力を注ぎたいと思っています。

正当な効果を持つ製品が正当に判断され人々の健康維持に役立つように。本格的な高齢化社会が到来し、疾病に有効とされる代替医療の重要性は増すばかりです。患者さんにしてみれば疾病を治してくれる医療がベストな医療なのですから、西洋医学も代替医療も関係ないわけです。

西洋医学を学び、代替医療の必要性・重要性を知っている私にしかできない医療、患者さんの「心と体の綜合関係」を重視した医療を追求して行きたいと考えてます。

オルタナディブという言葉が示すように「現体制を超えて」人間全体をとらえる医療を目指して行きます。